先手の重要性
戦場に先に着いて、敵を待ち受ける軍は楽だが、遅れて戦場に駆けつける軍は骨が折れる。
一度勝てば、その後も勝ち続ける可能性が高い。
優秀だと言われる人間は、必ず高学歴なわけではない。頭がいいとも限らない。彼らの行動を観察してみるといい。
必要な時に、必要な場所にいて、必要なことをしている。
非常事態でも上記のことができれば、人々はあなたのことを「ヒーロー」と呼ぶだろう。
攻撃と防御の理想
攻撃の得意な者は、天空を飛行するように行動する。防御が得意な者は、地の底に隠れるように行動する。
どちらも自分の正体を現さない。その結果、味方への被害を最小限に抑えることができるのだ。
軍争(ぐんそう)
自分にとって有利な場所、欲しい場所をライバルよりも先に確保する。近道だからといって直進をするのではなく、時には敵を欺くために遠回りをすることも必要。トレードオフによるリスクを最低限に抑えるために、徹底的に事前準備しよう。
私だけが、自分のために戦っている。私だけが、自分の夢を見ている。
他人はあなたのために戦わない。他人はあなたの夢を知らないし、興味もない。必死で挑戦し、リスクを取る。そんなあなたを笑い者にするだろう。馬鹿にするだろう。彼らを放っておけばいい。
他人に構うな、自分の仕事をしろ。
他人に構うな、自分の仕事をしろ。
他人に構うな、自分の仕事をしろ。
無理に勝ちを求めることの愚かさ
負けの原因の殆どは、自滅だ。負ける人は自らのミスや準備不足がきっかけとなり、敵に勝利をプレゼントする形で負けてしまう。
無理に勝ちを求めることによって、自分自身に余計な弱点を作り出して自滅してしまうのだ。
戦いの基本は自分に弱点がないように徹底的に準備して、敵が負けてくれそうなタイミングを待つことだ。敵に弱点があれば、そこを一気に急襲する。自分に勝ち目がなかったら、早々に、そして猛スピードで逃げることだ。
戦争は、完璧でなくても早く終わらせろ
あらゆる争いやトラブルは、完璧を求めないで一刻も早く終わらせるべきだ。
兵は拙速を尊ぶ。
時間とともに、お金も労力もたくさんかかる。自分のエネルギーもどんどん減る。長期戦でぼろぼろになりながら勝ったとしよう。その後別の敵に襲われたら、どうするつもりだ?
兵者、詭道(きどう)なり
戦いというのは、狐と狸の化かし合いのようなものだ。日本各地には、狐や狸が人間を騙したり、何か別の生物に化けて、悪質なイタズラや嫌がらせをする話が数多くある。逆に助けてくれる話もある。
自分は敵を騙すべきだが、自分は敵に騙されてはいけない。
たった一度騙されるだけで、あなたにとって致命的な損害になることも珍しくない。
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