人と言葉の使い方

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# 家に帰るまでが、遠足ですよ

日本の小学校でよく耳にするセリフ、「家に帰るまでが、遠足ですよ。」この言葉を初めて聞いたとき、オリバーはそれをジョークだと思っていました。しかし、歳を重ねた今、その意味を深く理解するようになりました。

このフレーズは単に「家に帰るまで遠足を楽しみなさい」という意味ではありません。実は、家に入るまで絶対に油断するな、最後まで気を抜くな、という教えが込められています。子供たちの心に響くように、ジョークのような表現を用いているのです。

実際、自宅の玄関まであと数十メートルというところで事件や事故に巻き込まれるケースもあります。このような表現をすることで、多くの人の心に響くでしょう。何を伝えるかはもちろん大切ですが、どのように伝えるかはその3倍も大切なのです。

#ゴミは思い出とともに持ち帰りなさい

この言葉も日本の小学校でよく聞きました。日本人、特に女性のカバンの中には常にビニール袋が入っていて、出先で出たゴミをその袋に入れて持ち帰る人が多いのは多分そのせいです。

私の車の中とカバンの中にも入ってますよ。

日本の街の中でゴミ箱を探すのが困難なのに、なぜかゴミがあまり散らかっていないのは、この教育のおかげかもしれません。

日本に来るなら、トイレットペーパーのように巻かれたビニール袋を標準装備した方がいいかもしれません。

# 焼きそばを焼いている人々

地元の桜祭りで焼きそばを焼いて販売していたのは、なんとプロの消防団でした。オリバーはその光景に驚かされました。彼らは確かにプロの消防士ですが、一般的な消防団とは少し異なります。この地域特有の「分団」という地元密着型の消防団なのです。

オリバーが子供の頃に聞いた話では、彼らの多くは普段、消防士とは関係のない仕事をしているそうです。しかし、大規模な火事が発生した際には、緊急で出動する役割を担っています。この話の真実は不明ですが、確かなことは城下町である金沢では火事が発生すると大惨事になりやすいということです。そのため、発生した火事に迅速に対応し、被害を抑えるために小さな消防分団がたくさん存在しています。

お祭りの会場に彼らがいることで、多くのトラブルに迅速に対応できるのです。消防団をただ待機させるよりも、このような形で地域に貢献してもらうのはとても良いアイディアだとオリバーは思います。

このように、日常の中で見過ごしてしまいそうな事柄にも、実は深い意味や地域の安全を守るための工夫が隠されています。私たちはその一つ一つに感謝し、理解を深めていくことが大切です。

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