Suno AIの日本語対応の課題
Suno AIを使用してみて感じたのは、日本語に対するAIの不得手さです。特に、日本語の音訓読みや日付の読み方に難があり、例えば「1月1日」を正確に「いちがつついたち」と発音せず、「いちがついちにち」と読んでしまうことが多いです。これを正確にするには、ひらがなで歌詞を入力するしかありません。また、端午の節句(たんごのせっく)を「はしごのせつく」と読んでしまうこともあり、日本独自の読み方は、AIには理解しにくいようです。
さらに、歌詞の表示機能も日本語には対応しきれておらず、歌詞が表示されなかったり、勝手にカットされるなどの不具合が生じることが頻繁です。これらの問題には、ある程度の割り切りが必要です。
Suno AIの強み
しかし、日本語対応の不便さを除けば、Suno AIの音楽知識は非常に高水準です。歌詞やタイトル、そして音楽ジャンル(例: symphonic metal)を指定するだけで、ジャンルに見合った適切な曲調を自動生成してくれます。これはAIの高い音楽理解を示しています。
一方で、私たち素人はAIに対して指示を詰め込みがちですが、それがかえってAIの発想力を制限し、失敗作を生み出す原因にもなります。私もプロンプトの詰め込みすぎと、AIによる漢字誤読で何度も失敗を経験しました。Suno AIをうまく活用するには、シンプルな指示でAIの自由度を生かすことが重要です。
賢い課金方法
Suno AIは月額10USDで500曲作れるため、創作系AIとしてはコストパフォーマンスが良いです。しかし、「手頃だから」と気軽に課金を続けてしまうと、気づかないうちに大きな支出になりがちです。そこで、私は短期集中での利用をお勧めします。1カ月だけ課金し、その間に作りたい曲をしっかりと決めて一気に作り上げるのです。このように効率的に使うことで、コストを抑えながら成果を最大化できます。
なお、無料期間中に作った曲は商用利用が不可なので、最終的に利用する曲は課金後に作成したものに限定し、無料で作成したデータは事前に完全削除しておくことをお勧めします。
コメント