自主18禁戦略と広告文化の再発明

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自主18禁とは何か

多くのクリエイターは規約違反や誤判定で仕方なく18禁ラベルを付けられる。
それは敗北の証であり、露出も収益も削られるマイナス要素だ。

一方で、自ら進んで18禁に設定する方法がある。
これは敗北ではなく、ラベルを逆手に取った攻撃であり、作品そのものに「禁断感」を付与する行為だ。


オリバー流の基本思想

  1. 中身は健全
    曲も映像も完全に安全である。BANリスクをゼロにしながら危険な雰囲気を演出する。
  2. 認知実験
    タイトルやサムネで人間の脳に誤認を起こさせ、AIには健全と判定されるギャップを利用する。
  3. 広告文化の改革
    収益を放棄し、動画内に自作CMを紛れ込ませる。
    商品写真と新曲を組み合わせて1分の作品として提示し、検索からBASEに漂流させる仕組みを構築する。

実験例

  • 発狂烈伝
    6分曲を6連発で36分。制作者自身でも1日3回が限界。長時間聴取で認知負荷を与える実験。
  • 二度と目覚めない子守唄
    葬送曲と子守唄を掛け合わせた単発兵器。タイトルだけで脳が揺さぶられる。中身は健全。
  • 忍者5分動画
    きっちり5分で完結するフォーマットがアルゴリズムに適合。関連に2時間動画を差し込ませ、短尺から長尺へ誘導する流れを実現。
  • 不用品や子供用おもちゃを18禁で売る
    プラレールやスーパーファミコンをMV内で登場させ、BASEに出品。フリマで叩かれる中古品を、18禁ラベルで「危険なアート」に昇格させる。

メリット

  • 子供が間違ってアクセスできない。年齢認証がフィルターになる。
  • 視聴者は覚悟を持って18禁ゾーンに入るため、不快だと文句を言う筋合いがない。
  • 激安戦争に巻き込まれず、自分で価格を決められる。
  • コメント封鎖と沈黙により、余計な炎上や誘導合戦から離脱できる。

社会的インパクト

この戦略は単なるYouTubeの活用法ではなく、広告文化そのものに対する挑戦である。
強制広告から解放された自作CM。
健全な内容に危険ラベルを貼る逆転発想。
不用品をアートとして昇華させる逆張り。

すべてが、中央集権的な広告モデルからの独立宣言につながる。


まとめ

仕方なく18禁にされるのではなく、自分から18禁を選ぶ。
その一歩が、YouTubeという巨大なシステムを逆手に取り、広告文化を再発明するための武器になる。

オリバーの実験は、まだ始まったばかりだ。

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