海外マイナー系無料ディストリビューター3社を比較してみた

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日本ではほとんど知られていない、年会費がかからない(またはほぼ無料の)海外ディストリビューターを3社ピックアップしてまとめます。
今回取り上げるのは ONErpmSoundOnRouteNote です。


1. ONErpm(ワンアールピーエム)

場所
アメリカ合衆国(本社はニューヨーク/ナッシュビル周辺)。2010年設立の米国企業で、現在は世界26カ国に43のオフィスを展開しています。

特徴
中南米・ラテン圏、アフリカ、東南アジアに強いパイプを持つ巨大ディストリビューターです。YouTubeの大規模なMCN(マルチチャンネルネットワーク)も運営しており、動画系の収益化にも強みがあります。手動審査があるため、品質や権利関係をしっかり見られます。日本市場を特に意識していないため、日本語情報はほぼ皆無です。

お金の配分
初期費用・年会費は完全無料。ロイヤリティはアーティスト側が約85%(ONErpmが15%前後を取るモデル)。YouTube Content IDはさらに手数料が高くなる場合があります。

知名度
日本ではほぼ無名ですが、ラテンアメリカや新興市場ではかなりの規模を持っています。グローバルでは「無料+コミッション型」の代表格のひとつです。


2. SoundOn(サウンドオン)

場所
TikTokを運営するByteDance(中国発のグローバル企業)傘下。サービス自体は国際展開しており、日本語ページも用意されています。

特徴
TikTok公式の音楽配信・プロモーションサービスです。TikTokやCapCutへの配信が特に強く、ソーシャルでの拡散を狙うアーティストに向いています。審査は比較的早く、コンテンツガイドラインも比較的明確です。子供の声を理由に弾くような曖昧な基準は見当たりません。

お金の配分
初期費用・年会費無料(Liteプラン)。初年度はほぼ100%還元。2年目以降はByteDance系(TikTokなど)は100%、それ以外のストリーミングサービスは90%程度になります。

知名度
TikTokの知名度に乗っかっているため、他の2社よりは認知されやすいです。ただし「本格的なディストリビューター」としての歴史はまだ浅く、サポート対応にばらつきがあるという声もあります。


3. RouteNote(ルートノート)

場所
イギリス(コーンウォール州トルーロ)。2007〜2008年頃に設立された英国企業です。

特徴
無料プランを長く維持している老舗のひとつです。配信先は幅広く、AI音楽も条件付きで受け付けています。ただし最近はモデレーション待ちが25〜27営業日と非常に長く、品質判断の裁量も広いため、突然審査が厳しくなるケースが報告されています(特に「子供の声」などで弾かれた例もあります)。

お金の配分
無料プラン:初期費用なし、ロイヤリティはアーティスト85%(RouteNoteが15%)。
有料Premium:年間少額で100%還元も選択可能。

知名度
無料ディストリビューターとしては比較的知られており、日本でも少し情報が流通しています。ただし審査の厳しさや待ち時間の長さから、最近は「使いにくくなった」という声も増えています。


ざっくりまとめ

項目 ONErpm SoundOn RouteNote 本拠地 アメリカ ByteDance(TikTok) イギリス 費用 無料(15%コミッション) 無料(初年度ほぼ100%) 無料(15%) or 有料100% 強み ラテン・新興市場・YouTube TikTok拡散 老舗・幅広い配信先 審査傾向 手動でやや厳しめ 比較的明確 品質判断で変動しやすい 日本での知名度 ほぼ無名 やや高め 比較的知られている

自分の楽曲のジャンルや、どこを重視するか(TikTok重視か、手数料の低さか、審査の通りやすさか)で選ぶのが良さそうです。
特に「子供の声が入ったオリジナル童謡」のようなケースでは、公開基準がはっきりしているONErpmやSoundOnの方が、突然弾かれるリスクは低めに感じます。

以上、参考になれば幸いです。

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