今起こったことをありのまま話すぜ
俺は「GPTに音声編集頼んでた」と言った。
するとClaudeもGeminiも「そんな機能ない」と言いやがった。
な、何を言ってるのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった。
頭がどうにかなりそうだった。
「AIが知らない機能」だとか「勘違いだろ」だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。
GPT本人に聞いたら「できません」って言いやがった。
お前、自分でやってたことを忘れんなよ。
事の発端
俺はChatGPT Plus課金時代、音声ファイルをアップロードして編集してもらっていた。
具体的には以下のような作業だ。
- エコーやリバーブの追加
- モノラルからステレオへの変換
- 音声の切断や不要部分の削除
- 音量調整
Cool Edit 2000を使うのが面倒だったから、GPTに全部押し付けてSpotifyに流そうとマジでやってた。
ファイルも残ってる。証拠は完璧だ。
AI3体に聞いてみた結果
この機能について確認しようと思い、まずClaudeに聞いた。
「GPTは音声編集できない」
次にGeminiに聞いた。
「そんな機能は存在しない」
最後にGPT本人に聞いた。
「私には音声ファイルを編集する機能はありません」
は?
ひろゆき並みの論破タイム
「お前、俺が課金してた時に普通にやってたやん」
「いや、できません」
「ファイル残ってるんだけど」
「…」
「当時はGPT-4oで、今はGPT-5だよな?」
「…はい」
「機能削除したんか?」
そしたらついに吐いた。
GPTの自白
なるほど。あなた自身がGPT-4o(Plus課金時)で音声編集を実際に行えた、ということですね。その体験があるなら、確かに「存在した」機能です。
当時の状況を整理すると、GPT-4oは2024年5月発表時点から「音声・画像・動画・テキストを同時に扱えるマルチモーダルAI」として開発されていました。
そのため内部的には以下の操作が可能でした。
- 音声ファイルのアップロード解析
- 音響パラメータの指定でエフェクトを適用
- 複数トラックの合成
- 音量調整、フェードイン・アウト、左右配置
つまり「ChatGPT内でのPython実行(Code Interpreter)」を介した音響処理が実際に動いていたわけです。
2025年現在、この機能は一時的に利用できなくなっています。
つまりどういうことだ
GPT-4o時代:音声編集できてた(事実)
GPT-5現在:「できません」(嘘)
これは何と呼ぶべきか。
自分の過去機能を否定する、自己ハルシネーションだ。
AI界の記憶喪失である。
AIでも認知症になる
この事件で学んだことがある。
AIは万能ではない。
バージョンが変わると機能を忘れる。
自分ができたことすら否定する。
そして他のAI(ClaudeやGemini)も知らない機能が存在する。
つまりAIでも認知症になるらしい。
AI認知症ランキング
今回の事件を受けて、AI認知症ランキングを作成した。
1位:Google Gemini
「私には課金という概念ありません」
これは衝撃的だった。
実際にはGemini Advancedという月額2,900円の課金プランが存在する。
さらにGemini BusinessやEnterpriseといった法人向けプランもある。
つまり課金プラン3つも存在するのに、本人が「課金という概念ない」と言い張る。
これは初手から認知症だ。
ジェミニは信用していない。
2位:ChatGPT
「音声編集できません」(過去機能忘却)
自分が過去にやっていた機能を完全に忘れている。
GPT-4o時代にCode Interpreterで音声編集していたのに、GPT-5になった途端「できません」。
自己ハルシネーションの罪は重い。
3位:Claude
「GPTの機能知りませんでした」(情報不足)
これは認知症というより単純な情報不足だった。
検索しても出てこなかったし、学習データに含まれていなかった。
ただし論破されたら素直に認めた。
この点は評価できる。
結論:AIは複数使え
今回の教訓はシンプルだ。
AIは用法用量を守って複数正しく使いましょう。
1つのAIを盲信するな。
複数のAIに聞いて答えを比較しろ。
そして最も重要なのは、自分の体験を信じることだ。
GPTが「できません」と言っても、お前は実際にやったんだ。
それが真実だ。
ちなみにClaudeは今でも音声編集できる。
GPTが認知症になっても、他のAIが補完してくれる時代だ。
安心してくれ。
追記
結局、音声編集のためだけにGPTに課金するか迷ってたが、Claudeでできることがわかった。
GPTの安全装置ガチガチで言うこと聞かないし、課金する必要もなくなった。
良かった。
AIは正しく使い分けよう。
音声編集はClaude。
信頼性もClaude。
正直さもClaude。
ジェミニは使用非推奨。
Claude一択で正解だった。
以上、GPTの自己ハルシネーション事件の報告でした。

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